このホームページの最後に、家族の苦悩を(私の愚痴、ともいいます)。
私は大学時代、海外旅行が好きで、大きなリュックを背負って貧乏旅行に出かけたものでした。そして今、警察官の嫁になると、なかなか海外旅行に行くことができません。最初の方のページでも話したとおり、国内外を問わず事前に旅行計画を提出しなければならないのですが、海外旅行の場合は「審査」が厳しくなるのです。
また、観光で行けない国というものがあります。
中国などは、日本の警察官が観光で訪れた場合でも、職業が発覚すればスパイとして拘束される可能性があるため、警察では行ってはならないとされているのです。こうした国が世界中に結構あるらしく、行ける国といけない国があるそうです。旅行好きな家族には泣き所です。
窮屈な報告制度、スパイとみなされる危険性、そしてなにより「まとまった休みが取れない」という悪条件が重なって、海外旅行はかなり行きづらいのです。
定年までで、海外に行けるのは新婚旅行ぐらいのものだよ……と結婚時にに言われたものですが、結婚式にお金をかけすぎてしまったために、資金不足で国内旅行で済ませてしまいました。今、モーレツに後悔しています(泣)
それでも国内旅行に行ければいいじゃないか、という意見が聞こえてきそうですが、それもなかなかいけないのが実情です。
交番勤務の頃は、まとまった休みを取ることがなんとか可能でした。しかし日勤制の勤務になってからは、仕事の量が増えたため、有給休暇を取ること自体が難しくなってしまいました。土日のうちのどちらかは必ず出る、という慣習があるらしく、基本は週休1日です。
さらに大型連休の際は、タイミング悪く当直勤務が入るなどして連休はストップ。暦の上でいくら休みでも、誰かが代わって仕事をしてくれるわけではないので、手持ちの仕事を減らすために出勤しなければならないことも珍しくありません。
これだけ休みを削られていても、突発事件が起これば、呼び出されるので、家族旅行などはめったにいけたためしがありません。父親抜きの家族旅行で、何度娘を泣かせたことか。
でも一番哀しいのは「友達が減った」ということです。警察官がヒーローなのはせいぜい小学生までで、中学生あたりから、多分取り締まりの対象になるからなのだと思いますが、警察官は憎むべき存在になるのです。
やっぱり一度でも交通違反で検挙された人は、警察嫌いになるでしょう。いくら自分に非があろうとも、いい年した大人が他人に怒られて、反則金を払わされたり、免許を取り上げられたりしたら、腹が立つのも分かります。まあ、これは逆切れですが。
大学時代の友人にたまにあうと、旦那の話になるのですが、警察の話といえば、ニュースなどでの不祥事の話題が目立ちますよね。いつのまにか旦那を非難するような流れになってしまうので、こちらもついつい不機嫌になってしまうのです。
営業マンが痴漢をしても、全国の営業マンが責められることはありませんが、どこかで警察官が痴漢をすれば、全国の警察官が責められる、ということはよくあります。組織の規模が大きければ、いろいろ大変なこともあるのです。
そんなこんなで、今までどおりの付き合いをしてくれる人が減り、今では、警察官の妻同士での付き合いの方がメインになってしまいました。
こんな愚痴はまだまだ序の口ですが、この辺にしておきます。
とりあえず最後までお付き合いくださってありがとうございました。これから家族や恋人が警察官を目指す人、または自分自身が警察官になりたい人のために、少しでも役立てれば嬉しく思います。
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